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旅行記 スタッフブログ

Category : 旅行記

2019/04/19

揺るがないもの

DFHG(デンマークファミリーハウスグループ)の活動の一環で、
数か月に1回、情報交換会をしています。
今週は四国へ。

丸亀市のCONNECTさんのアテンドで、
香川県の丸亀港から船で20分かけて
人口400人に満たない小さな島「本島」に渡りました。

かつて海運業で栄えたというこの島には、
歴史ある立派な建物が数多く残っており、
そしてこの町並みに、人々が暮らしています。

そして今回は、築90年になる一軒家が今回の舞台となります。
今年デンマークからやってきたKADKの学生さんが、
この家のリノベーションに携わるのです。

日本人から見てもエキサイティングなこの島は、
風や光の抜け、美しい造作、繊細な装飾などなど
随所に魅力的な風景が残っています。

現代では、住環境、広さ、維持管理、金銭面のいずれにおいても
このままの家を造り続けていくことは困難です。

ただ、胸打つものは
国境を越えて皆に愛されるのです。

この家が新たな生を受けて、
残されることで次の世界を切り開き、
持続可能な家、社会について、
人々にヒントを与えてくれるに違いありません。

そしてわたしたちは、
その歩みを共にしていきたいと思っています。

naka


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2017/07/26

デンマークの個人邸 その③その④

今回は5組の方に、
ご自宅を見せていただくことができました。

その3軒目となるのが、70代ご夫婦の家です。

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イタリアにインスピレーションを受け、
1991年に建った「新しい」マンションだ、と説明を受けました。
1991年に建てられても、まだ新しい方に入ることに驚きます。
日本では、もう築26年、新しくはないですね。

また、このマンションは
デンマークでは地価が高い地域に建っていることもあり、
77㎡のこの家は、今ではご購入当時の1.4倍に価値が上がっているそうです。

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気さくで明るく、心遣いがとてもきめ細やかなこのご夫婦は、
芸術クラブに所属されていて、
年に1度は世界を旅行されているのだそうです。
今日は、日本から来たわたしたちのために、
デンマークらしい食事をと、ランチをご準備してくださいました。

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白くて明るいキッチン、
この写真だけ見たら、だれが70代の方のおうちだと思うでしょうか。
年齢なんて少しも感じさせない、
それでいて何の無理も感じない、
絶妙なバランスが心地よいおうちでした。

4軒目はいわゆる建売で、コンパクトな2階建ての家でした。
奥さまがインテリアをコーディネートされているそうなのですが、
リビングの家具はお父さまから引き継いで、
メンテナンスをして使っておられるという、すてきなエピソード付き。

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自分の好きなスタイルで欲しい家具ををそろえる、
それを代々やっていくのは「普通」だと思いがちですが、
その「普通」は、一旦置いといて。

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時代が変わろうとも魅力あるタイムレスなデザインの家具は、
メンテナンスしながら大切にし続けることができ、
時を超えて、親から子へと譲っていくことができます。

もし親からもらっても気に入らなければ、
この世のどこかにいる、それを欲しいという人に譲ればいい。
それを元手に、自分の好きな家具を買うもよし。

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この家でも、良いものは循環していました。
いい家具は、買って終わりではなく、
日々使い、触れ、最高の時間を過ごすだけでなく、
次の世代への資産としての投資とも言えます。

いつも人のために物を買うわけではありませんが、
いざというときに人に迷惑をかけるごみを持つのではなく、
いつか誰かのためになるものを選ぶというのは、
ちょっとアリだと思いませんか?

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naka


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2017/07/25

持続可能な街 Nordhavnen

Nordhavnenという港の街を訪れました。

かつてコペンハーゲンの街とともに栄えてきたこの地域には、
100年以上も工業港として栄えた痕跡である、
古いサイロや倉庫などが残っています。
ここもまた持続可能な街として、
その歴史である建物を活かしつつ、
周囲はそれらや環境と調和しながら建てられています。

ランドスケープは、
緑と海の青は人を落ち着かせる作用があるとして、
海辺の部屋はもちろん、街中にも水路を引き込んで、
住まいの近くに水を取り込む構成でした。

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建物の中には、古い倉庫の外壁の一部と、
新築の住居をくっつけたものもありました。
このミックス具合がとても人気があるのだそうです。

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新旧が入り混じる、不思議な感覚です。

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先日のカールスバーグの街と同じく、
ここも職と住が隣り合い、一日を通して地域に人がいることにより、
街も店も活性化するという考えでした。

計画当初からの無駄のないインフラ整備も、
自転車、歩行者、車、電車すべてにとってよい環境になるだけでなく、
これもまた、CO2削減につながるのだそうです。

普段、個人の住宅をメインでご提案させていただく身としては、
街づくりというのはとても大きなテーマですが、
世界はCO2削減のため、持続可能な社会へと向かっています。

持続可能ってなんだろう、
持続可能な家づくりってなんだろう、
あと1日、しっかり考えていきたいと感じた港町でした。

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naka


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2017/07/20

Carlsbergのキャンパス・街

3日目は、ビールでよく知られている
「カールスバーグ」のキャンパスを見学させていただきました。

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2016年に設立されたこの学校は、学生が10,000人、先生が800人。
トータル57,000㎡の中に、125の教室があり、
科目も、テキスタイルデザイン、手話、保育士など、多岐にわたります。

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教員室はないそうです。
そのかわりに、先生の作業場であり、グループワークのためのスペースが
建物のどのフロアに行ってもたくさん設けてあります。

公共の場だからとビニールシートの椅子なんてこともなく、
ファブリックの色合わせなど、各ゾーンにテーマがあります。
本当にどこに行っても、基本的なインテリアセンスを感じられる国です。

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合わせて、カールスバーグが街づくりの舵取りをしている、
カールスバーグの街も見学しました。
数年前に訪れたときの面影が残る街は、
生まれ変わりの躍動感にあふれていました。

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投資家3社が入って、街の計画を進めているそうです。
約60万㎡の土地には、新築の建物だけでなく、
全体の15%は歴史的な価値ある建物が残されます。
完成すると全体の50%住宅、35%企業、15%文化・学校という構成。

残される古い建物は用途を変え、
その色や雰囲気をベースに、周囲の新築はデザインされていきます。
また、周辺の街との調和も意識され、
敷地外周部の建物は低く、中央に向かって高く、
といったバランスになっていくそうです。

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福岡市では、九州大学の古い建物が壊されています。
確かに古かったけれど、趣のある建物がたくさんありました。
解体後のさっぱりした風景を見ると、
せめて残されたものが、新しくつくられるものと融合して、
新しい魅力が生まれますようにと願うばかりです。

カールスバーグの街で、大切な古い建物は残すんだと、
そして壊す建物に使われていた古いレンガは
新築の建物に再利用し、廃棄によるCO2排出を削減するんだと、
当たり前のように言われるたびに、
九州大学跡地のことが、脳裏をよぎりました。

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そしてこの街の売りは、
建物のデザインだけが先行するのではなく、
ここでみんなが「生活すること」に重きを置いていることだそうです。
地域ごとに職と住を区分するのではなく、
学校の上がマンションになっているなど、職住が接近しています。
移動によるCO2が削減されるからです。
それはビルに入る企業が、
例えライバル会社だったとしてもOKなのです。

ライバル意識より環境配慮。

そういうの好きです。
戦うのはそこではないっていう姿勢。
目先の利益にとらわれずに、
長い目で全体を見て、本質的に強く前に進む感じ。

2024年の完成に向けて、この街は進化し、風景は変わっていきます。

補足:レンガを積む外壁ならでは。
こんな面白いファサードにめぐり合いました。

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naka


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2017/07/19

Denmarkの窓・サマーハウス

2日目は、まず新しい木製サッシメーカーを訪問しました。

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デンマーク製だったら何でもいいというわけではありません。
窓は、雨風をしのぎ、強い日差しをカットし、内外の寒暖を隔てる、重要なパーツです。
だからこそ、意匠性だけでなく
どう付き合えるかのカギを握るメンテナンス方法は、
かなり大きなポイントになります。

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そして今回、素材・質感・網戸問題など、
新しい可能性がいくつも見つかりました。
次回からお客さまにご提案させていただくのが楽しみです!

続いてサマーハウスの見学です。

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ちなみに、サマーハウスでも断熱は20センチあるそうです。
メインの住宅からすると程度が劣るとはいえ、
しっかりとした性能を持ち合わせています。

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今回見学できたサマーハウスは、
日本で家を建てたい人の多くがあこがれる平屋ばかり。
30坪前後の日本でもなじみやすいサイズ感でした。

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インテリアも、高価な調度品ばかりということではなく、
色遣いや配置のバランスや、外部とのつながりが心地よい。
キッチンもただのオープンキッチンではなく、
人が集まりやすいレイアウトだったり、
工夫次第で見違えるなと思うところが多々ありました。

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また別荘だと、
「別荘だから」という理由で大胆な決断をしやすくなります。
自分のしたい理想を目指し、
ある程度は自分たちが家に合わせてもいいと思えてしまうのです。
それを「たまにしか使わない」という割り切りだと言い捨てるのは
ちょっと待った!です。
その決断は、理想という目標に向かい、
自分が変わろうという前向きな答えと
読み替えてもいいのではないでしょうか。

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たとえばキッチンで。
鍋を直置きしたいからとカウンター材を選ぶのではなく、
「好きな」素材でコーディネートしたカウンターで、かわいい鍋敷きを使う。
せっかく新しい家を想像するなら、
すてきに立ち振る舞う自分にも思いを馳せたいですよね。

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便利さと横着のはざまで見失いがちなもの。
サマーハウスに来ると
ささやかで本質的な幸せに、目を向ける余裕ができる気がします。

2017.6.27
naka


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