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持続可能な街 Nordhavnen
Nordhavnenという港の街を訪れました。
かつてコペンハーゲンの街とともに栄えてきたこの地域には、
100年以上も工業港として栄えた痕跡である、
古いサイロや倉庫などが残っています。
ここもまた持続可能な街として、
その歴史である建物を活かしつつ、
周囲はそれらや環境と調和しながら建てられています。
ランドスケープは、
緑と海の青は人を落ち着かせる作用があるとして、
海辺の部屋はもちろん、街中にも水路を引き込んで、
住まいの近くに水を取り込む構成でした。
建物の中には、古い倉庫の外壁の一部と、
新築の住居をくっつけたものもありました。
このミックス具合がとても人気があるのだそうです。
新旧が入り混じる、不思議な感覚です。
先日のカールスバーグの街と同じく、
ここも職と住が隣り合い、一日を通して地域に人がいることにより、
街も店も活性化するという考えでした。
計画当初からの無駄のないインフラ整備も、
自転車、歩行者、車、電車すべてにとってよい環境になるだけでなく、
これもまた、CO2削減につながるのだそうです。
普段、個人の住宅をメインでご提案させていただく身としては、
街づくりというのはとても大きなテーマですが、
世界はCO2削減のため、持続可能な社会へと向かっています。
持続可能ってなんだろう、
持続可能な家づくりってなんだろう、
あと1日、しっかり考えていきたいと感じた港町でした。
2017.6.29-1
naka