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Denmark 持続可能について考える旅
2017年7月18日(火)デンマーク, 北欧家具・インテリア・北欧雑貨, 旅行記
今回のデンマーク研修、テーマは「持続可能」。
日常ではまだ馴染みの薄い言葉ですが、
デンマークでは15年ほど前から意識が高まり、
2010年からの3回の法改正により、一気にその考えが浸透したそうです。
これから日本でも大切な考え方のひとつになる
「持続可能」について、1週間考えていきたいと思います。
初日午後は、「Smith Inovation」という持続可能のコンサル会社を訪問しました。
そもそも家は、どう住むか、どう使っていくか、
住む人を中心に設計していくことがベースにあります。
そうやって作られる持続可能な家は、
ごみを出さないようリサイクル可能なものでできているのか、
メンテナンスができて長持ちするのか、
環境に優しいか(断熱や自然エネルギーなど)、
そこで働く人の環境はどうなのかなど、
多方面から考えることが大切だそうです。
また、デンマークでは、
築20年でも気密住宅に該当するそうですが、
今回は、リノベーションで使えるよう開発したという、
換気システムをご紹介いただきました。
日本では築20年は気密住宅とは言えない建物が多いので、
換気以前にも改善しなければならないことがたくさんです・・・。
その後は、まず1軒目の個人宅を訪問しました。
築62年、約60坪(うち地下室が15坪)の
ゆったりとした平屋のおうちでした。
リフォームで取り換えたという大きな窓が
リビングと庭をあいまいにつないでて、とても開放的。
わたしたちのためにご準備くださった、
ドリンクやお料理をつまみながら、
いろいろお話を聞かせていただきました。
美しいのは家具だけでなく、
壁に掛けられた絵も、とてもキュートでした。
モデルハウスでも何でもない、
デンマークの一般の方の、暮らしの一部。
ご夫婦のいろいろなコレクションや、
ご主人が世界から集めたという植物に囲まれる庭を
ご案内いただきました。
毎回驚くのは企業よりも個人のおうちのレベルの高さです。
さすがだなぁと、ため息がもれる初日の夜でした。
2017.6.27
naka