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2014Denmark-5 デンマークでのプレゼン
2014年10月18日(土)デンマーク
今回の旅、実はわたしの中でのいちばんの目標だったのが、
デンマーク王立アカデミーでのプレゼンテーションです。
デンマークで建築を学ぶ学生さんたちに、
わたし自身が日本で何をしているか、
そして、なぜ日本でデンマークの住宅に関心を持ったのか、
「自分の言葉」で伝えたいと、意気込んでやってきました。
まず、この建物は、
昔の飛行機をつくっていた建物を校舎にリノベーションされていて、
デンマーク王立アカデミーで建築を学ぶ学生1250名のうち、
180名が勉強しています。
デンマークでは、高校卒業後に2年ほど社会に出て、
やりたいこと、目的をもって大学に入学する人も多いそうです。
その後にまた別のことが学びたくなれば、また学ぶことができる。
たとえ税金が高くても学費がかからず、
学びたいという意思のある人たちが卒業して社会に出るというのは、
とても理にかなっている気がします。
そんなデンマークの学生さんが何を知りたいのか、
自分なりに考えて英語で資料をつくり、
なんとか自分の力で伝えてみました!
結果は・・・、
なんとか最後まで話し切ったものの、
振り返るのも恥ずかしいくらい、悔しさでいっぱいです。
もっともっと、伝えたいことはあったのに、
本当の意味で言葉が足りません。
こんな思いはひさしぶりでした。
ただぺっこりつぶれるのではなく、
新しい目標という最高の悔しさに出会うことができました。
その後はこの大学の教授から話を伺うことができ、
彼らが建築において大切にしていることなど、たくさんご紹介いただきました。
ホッとしすぎていて、少し記憶があいまいです(笑)
本校舎での風景も見せていただきました。
身近な材料を使って建築を考える授業だそうで、
こうして素材について学びを深めていくんですね。
建築の学生のための図書館も、まるでドラマのセット・・・。
日本の建築雑誌もバックナンバーからしっかりそろっていました。
美しい環境で、真剣に学びたいという意志を持って、
素材を肌で感じながら勉強できる王立アカデミー。
そこで自分の話をさせてもらえるなんて、一生の宝物になりました。
もし次があるならば、
もっともっと、日本の魅力と自分の思いを伝えたい!
わたしは、これからも走り続けていこうと思います。
2014/10/1 naka