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愛媛のなかまと時間
2015年10月29日(木)デンマーク, 北欧家具・インテリア・北欧雑貨, 旅行記
Husetは、デンマークファミリーハウスというグループに所属し、
年に数回、同じくデンマークの住まいづくりに取り組んでいる
全国各地の会社さんとお会いして、情報交換を行っています。
今回、愛媛のヨゴホームズさんが、
2棟並びで新築が完成されたとのことで、
取材を兼ねて、勉強にお伺いしてきました。
ヨゴホームズの余吾さんは、
30年ほど前から愛媛でデンマーク住宅づくりに取り組んでおられる
わたしの大切な先輩のひとりです。
大好きなデンマークの住宅を、
女性ならではの目線でひとつずつ丁寧にご提案されています。
今回は、デンマークファミリーハウスのメンバーである、
香川県のCONNECTさんのご協力による、
インテリアコーディネート付きオープンハウスを開催されました。
SKAGERAKの家具、小物、ARABIA、Eva soloのテーブルウェア、
Johanna GullichsenのファブリックやARCHITECTMADEのDuck&Ducklingなど、
北欧のアイテムが加わった室内は、
暮らしの美しいシーンという想像を掻き立ててくれます。
今年のHusetは、通常の新築やリノベーションのご依頼のほか、
さまざまなご相談をいただいたり、
同業他社さんのご活躍の様子を拝見する機会が増えました。
その中でも、いつも心に留まるのが、
お客さまとのコミュニケーションやご提案、思いの共有です。
家づくりは、一時の買い物ではなく、
長い時間をかけて想像をめぐらし、悩み倒し、準備を進め、
多くの人がかかわってようやく完成するプロジェクトへの「参加」です。
どんなに素晴らしい構造やデザインを持っていても、
参加者と心を通わせるプロセスがなければ、
プロジェクトは成功に至りません。
そこに鉄板パターンはなく、
いつも新しい思考や受け皿が必要だと、
いくつもの失敗を繰り返しながら、日々感じています。
ヨゴホームズさんで完成した2軒のおうちのお1組は、
出会いはなんと20年前!
憧れのヨゴホームズさんの新築に住みたいという思いを
ずっと持ち続けておられたんだそうです。
そしてようやく夢が叶えられるときが訪れた。
そのときも余吾さんは、
20年前と変わらない、美しく快適な住まいへの情熱を持ち続けておられると、
お声かけくださったんだそうです。
長く愛される家をつくり続けたいHusetにとって、
時間とは、
自分の信念を常に試している出題者であり、
変わらない信念を後押ししてくれる強力なスポンサーでもあります。
20年後、
自分たちの軸足をより確固たるものとして、
わたしたちを信じてくださるプロジェクトの「参加者」たちとともに、
歩み続けられるよう、日々を大切にしていきたいと思います。
余吾さん、ありがとうございました!
naka