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ご入居後の撮影と引き算のインテリア
2016年8月1日(月)リノベーション, 北欧家具・インテリア・北欧雑貨, 塩原マンションリノベ
お引渡しが落ち着いてからにしましょう!とお話ししていた
南区「塩原マンションリノベ」の、竣工後の撮影にお伺いしてきました。
Uさんは、「あの頃と何も変わっていませんよ」とか、
「床の傷が・・・」とおっしゃっていましたが、
少しずつ家具が増え、ファブリックが増え、
ご夫婦とネコたちの暮らしが始まったおうちは、
家族の彩りが増え、とてもいい感じ。
ネコたちと遊んでいるのか遊ばれているのか・・・、
それはそれでとても和やかで、
Uさんちの日常をおすそ分けいただいているような、
ほっこりと贅沢な休日の朝となりました。
最近あまり書いてきませんでしたが、
家づくりには、「引き算の考え方 」というのがとても大切だと思っています。
つまり、なんでも詰め込むのではなく、
これから長い時間をかけて過ごしていく空間にとって、
本当に大切なものは何かゆっくりと吟味する、ということです。
建築当初は、新しい家に対し、
これまで暮らしてきた古かったり狭かったりする借家から羽ばたく高揚感で、
憧れていたものをたくさん詰め込みたくなるものです。
しかし、予算はいつだって足りないくらいですから、
そんな気持ちのまま予算内ですべてをそろえようとすると、
まんべんなく、それなりのグレードの空間にしかなりません。
だからこそ、ひと呼吸おいて、
この空間をずっと支えてくれる要素に心の比重を置き、
長い年月をかけて、大切なものをひとつずつ増やしていくために、
今譲れないもの、を考えてみる。
家は、ずーっと暮らしていく場所だから、
完成まで何年かかってもいいと思うんです。
気に入ったものをゆっくり探し、ひとつずつ集める。
そうしてできあがる家は、
その家族の個性と魅力に溢れた、
たったひとつのかっこいいスタイルになるのですから。
また今度Uさんのおうちを訪れるとき、
Uさんのスタイルに感動し、
ふわふわと温かい心地よさをおそす分けいただきながら、
楽しい語りのひとときを過ごしたいものです☆
naka