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家と土地と桜の木

2017年4月19日(水)ひとりごと, 庭づくり

桜の木が切られるんですって。

ここ最近の雨と風で、
花は散って新緑の季節になりましたが、それでも。
桜が今年で見納めだと聞くと、
胸が痛みます。

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戸建てでもマンションでも、
家を、立地、間取り、素材、道具、
暮らしに直結するもので選ぶのは当然ですが、
もうひとつ、ピュアな五感で選んでいるもの、
それがロケーションな気がします。

ロケーションだけで家を選ぶわけではない。
(もちろんそういう方もいらっしゃいますが)
でも、意外と決め手になったり、
最後のひと押しをしてくれたり、
その場所とのフィーリングが、
これまでの悩みや迷いを拭い去ってくれることがあります。

春に家を探すと、桜の誘惑は大きいものです。

とあるマンションを訪ねたとき、
春に満開になるの桜の姿を想像し、
四季がめぐるのを待ち遠しく感じました。

たかが庭木かもしれません。
でも、人が新しい地に飛び込んでみようと前を向くとき、
ランドスケープとは、
人と家との仲人になってくれています。

そして暮らしが始まってからは、
たくさんの思い出を共にすることでしょう。

木があって、建物は引き立ちます。
木を見て、その折々の思い出が重なります。

あっさりと数十年の命が絶たれようとしている桜。
方法があるならば、
保存することをあきらめないでほしいと願うばかりです。

naka