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ただのドアの1枚にも

2015年12月3日(木)リノベーション, 北欧家具・インテリア・北欧雑貨, 建築現場から

手間いらずの完璧な技術よりも、
少し手間のかかるアナログにある、
安らぎと愛着が好き。

お施主さんのイメージをもとに、
サイズ、構造、材料、色、価格、
ひとつひとつ検証して出来上がったドアです。

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パインのドアの並ぶ廊下を抜け、
LDKからお気に入りのアトリエを見ると、
パインのドアとデザインをリピートさせた濃いグレーのドアと、
スチールフレームのガラス窓☆

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2年前、アトリエのあるおうちにしたいというお話を伺ってから、
ご家族、訪れる人たちが、
気持ちよく製作意欲と心地よさを感じられるような空間にしたいと、
妄想を膨らませていました。

「わたしたちにとって、人生でたった1度の家づくりは、
有名な雑誌に載るような評価なんて何の意味もない、
そこに住まう日々をいかに豊かにできるか、
そのことがいちばん大切なんです」

完成した建物の中で改めてお話しくださったお声に、
胸を打たれつつ、わが身を振り返り、
心の奥底から背筋が伸びる気がしました。

たとえただのドア1枚だったとしても、
ものをつくるという楽しさと可能性を、
たくさん感じることはできます。
選ぶもののひとつひとつに心を込める、
そこから、豊かな暮らしは始まっているのかもしれません。

久しぶりに再会したSさんとの、尽きることのないお話☆
またこれから先も、
たくさんの可能性を秘めたものづくりをご一緒できたらと思います。
Sさん、ありがとうございました!

naka