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デンマークから。マルグレーテ二世女王の新年スピーチ。
2013年1月15日(火)デンマーク
デンマークのマルグレーテ二世女王の新年スピーチから
一部ご紹介いたします。
問題が抗し難く見え、障害は打開できないように見える危機のときでも、
デンマークは困窮している人々を支援する対策が整っていると述べる一方で、
女王は、「脱するすべを社会に頼ること」に警告を発しました。
「わたしたちは、大切な人々や出会う人々と共に、
いつも自身で始動しなければなりません。
そして人は、励ましや手助け、
思いやりのある敬愛などで大きく変わることができます」
デンマークの緊密な社会と小さな国土が、
国が継続中の経済危機を切り抜けるための資源である、
というスピーチなのです。
商人、船乗り、農民、労働者、職人・・・、
デンマークの未来と発展のために
彼らが長年にわたって努力を行ってきた賜物なのだと。
支え合う社会にあっても、
個々が自信の行動を怠ってはいけない。
その精神が、国の資源だと言える女王のような、
大きな心と広い視野と深い考察をもって、
そして、ちいさなひとつの力として、
2013年を過ごしてみようと思うのでした。
naka