スケルトンから新しい空間へ

2023年3月15日(水)リノベーション, 建築現場から, 昭代マンションリノベⅡ

昭代のリノベⅡは、造作工事が進み、
スケルトンの状態から間仕切り壁ができて、
すっかり新しい間取りを肌で感じられるようになりました。
・

スケルトンのとき

長い時間シミュレーションしたり、何度も考えていても、
やはりこの三次元で目の前に現れた現場の説得力は計り知れません。
・

新しい間仕切り壁ができたところ

フーセットのリノベーションは、
古いものをきれいに、飾っていくばかりでなく、
自分たちが日々どうありたいかを深い部分から考えて、空間へと落とし込んでいきます。
何が必要？どうして必要？その積み重ねです。

ここ1、2年は特に、
売りに出ている中古マンションはリフォーム済み物件がとても多く、
購入費用が高くつき、
スケルトンからのフルリノベに踏み出しづらい傾向が顕著にあります。
売りやすさ、手離れのしやすさ、売価のつり上げ、
売り手目線の市場になっている現状は本当に苦々しい限りです。

昨夜も日本の家の性能の低さについてのTV番組があり、
「今見てますか！？」というメッセージをいただきました。
今更まだそんなことをTVで発信しなければいけないのか、
と情けなくなるような内容でした。

皆生きていくために商売も大事だけど、
建築や不動産が、暮らす人の心や健康への豊かさをみんなが考えられる業界になって、
その流れで社会全体が前進できるような世の中になったらいいのに。
まだまだ立ち向かっていこうと思う、2023年の春です。

naka

Tweet