スタッフブログBlog
南大橋リノベ Before&After
2017年3月31日(金)ひとりごと
たとえそれが、新築であろうがリノベーションであろうが、
手を入れる以上、家も人も、喜んでほしいと思っています。
南大橋リノベは、築30年くらいの戸建てのリノベーションでした。
丁寧に使われた家でも年月なりの劣化があったので、
悪いところを改修しつつ、
新しい家族の暮らしに合わせた空間へのリニューアルとなりました。
位置は変えず、懐かしい引き戸の玄関はデンマークの木製ドアに、
照明はルイスポールセンのブラケット照明に入れ替えました。
勾配のきつかった階段はゆるやかに架け替え、
重苦しい壁は取り払い、
不必要な窓はなくしてすっきりと壁にしました。
ダイニングに残った柱は、
続き間の和室と広縁の、境界の名残。
取り除くことができない、
できたとしても外すリスクが高い柱が残ってしまうのも
リノベーションならでは。
狭かった水回り、暗かったキッチンは移動させ、
キッチンと洗面所に回遊性を持たせて
子育てママに優しいゾーニングになりました。
施主のIさんが家づくりを始めたばかりの頃、
自分たちにとって何が優先順位が高いのか、
どういう家づくりがいいのか、ひとつずつ考え始めました。
郊外で新築、駅界隈でのマンションリノベ・・・
決め手に欠ける物件探しは、2年かかりました。
そして最後にご選択されたのは、戸建てのリノベーション。
古い家を再生させるということは、
コストという現実と理想のはざまで、
たくさんお悩みいただかなければなりませんでした。
どのおうちでも、理想をすべて叶えることは難しいものです。
でも、何でもかんでも手に入らないからこそ、
お客さんが本気でお選びいただいた家と、お客さんにとって、
今できるベスト、これから先を踏まえたベストを本気で考えたい、
Husetの家づくりはそうありたいと思っています。
この数か月、大変だったけど、
たくさんのお打合せを重ねて完成した南大橋リノベは、
Sくんがぐるぐる走り、笑い声が駆け巡るおうちになりました。
これから始まるIさんの新しい暮らしが、
さらに笑顔でいっぱいの日々になりますように。
Iさん、ありがとうございました。
Huset