まるで公園のように

2023年5月29日(月)お引渡し後のこと, 北欧住宅（注文住宅）, 干隈の家

駆け抜けすぎてしまった過去を取り戻すかのように、
入居者さんを始め、わたしにとって大切な方たちと
お会いする時間に、たくさんの気づきをもらっています。

干隈の家には、ライターさんとご一緒しました。
建設中に、外張りのロックウールを見ていただきたくて、
お連れしたことがあった方です。

ただのヒアリングではなく、
プロセスを共有した上で、暮らしを見ていただきたくて。
そしたら聞こえてくる声は違うのかな、
そんなわたし自身の試みの一つでもありました。

5人家族、まだまだお子さんは小さくて、
子供中心にリビングを考えた、とも言えるこの家の今は、
用事があってもなくても受け止めてくれるような、
ほっと一息つけるような、居場所に捉われないような・・・、
公園のような包容力が、来る人を拒まず、受け止めてくれる感じがします。

その傍らでは、当時のことを思い返しながら、
ご夫婦に記憶と感情を紐解いていただいて・・・。
快適さのご様子伺いや、さまざまなシーンでのお気持ちなど、
本当にたくさんお聞きできました。

「冬はエアコン１台だった」

という結果報告は、わたしたちへの通信簿のようでもあり、
また、違う季節の快適性を向上させるにはどうしたらよいかと、
新しい問いを与えてもいただけました。

家ってなんだろう、家の意義ってなんだろう、
周りの人まで包み込んでしまうような幸せな感覚は、どこから来るんだろう、と、
ただ感謝でしかないこの時間が愛おしく、
わたしたちをお尋ねいただいてくださったことへの感謝で、
幸せいっぱいな一日でした。

naka\\

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