久山の家

小高い丘の上にある敷地に、鮮やかな黄色い外壁、三角屋根というインパクト。遠くから見ても自分の家！とわかるような外観をリクエストいただき、プランニング、仕様、全過程において遊び心を忘れず、バランスとメリハリを意識しながらこだわり続けた家です。

１階はリビングよりもダイニングキッチンを広く取り、玄関からの流れを意識して、床は大判タイルで統一しています。また黄色のソファ、グリーンのブラケット照明、真っ赤な玄関など、随所にアクセントのカラーを配置しました。

2階は三角屋根を利用した寝室を3部屋設けました。寝室沿いの長い廊下には、家族全員のクローゼットを、その行き止まりには風通しと見晴らしの良いランドリールームを設けました。

意匠性ばかりにこだわって過ごしにくい空間もあれば、実用性を意識しすぎて、気づくと見せ場のないおうち・・・、なんてこともよくありますが、そのバランスが取れたときは、抜群にいいおうちが生まれるように思います。久山の家は、まさにその良い一例になりました。