宮司の家

玄関を開け、足を踏み入れると、まるで家そのものが歓迎してくれているかのように、一気に「宮地の家」の世界に引き込まれます。

玄関ホールからメインのLDKまでが一体の空間となり、また床材によってLDKの中に存在するホール部分、というゾーニングを感じられるよう工夫しています。

その中心でアクセントとなっているストリップ階段の下には、思いがけず居場所を見つけたご主人の自転車を置き、その壁の背面には、水回りが隠れています。

オープンでありながら裏の動線も確保した、合理的なプランです。

家をコンパクトにすることで、高性能の家はより空調効率があがり、室内全体で快適な室温を整えることが可能になります。また、コンパクトにした分を素材の質感へと置き換えて、ドイツの外張り断熱システム、デンマークの木製窓やフローリングなど、上質で密度の高い住まいが実現できました。