北欧旅行記Travelogues
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Aabenraa
個人の方の住宅に踏み入れたとき、観光では感じられない現地の方の「暮らし」を知ることができるように思います。生活が営まれている住空間には、食器があり、衣類があり、洗剤や新聞、ゴミまでもあるわけです。その中で、何を意識してどこに目を向けているのか、この美しい住まいを支えているのは何なのか、知りたいという衝動にかられます。
不思議なことに遠く北欧の地でその文化に触れたとき、自身のアイデンティティを強く感じ、感動と同時にわたしたちは日本人であり、北欧の暮らしの模倣だけが解ではなく、いかに咀嚼して自分たちなりの表現へと変換するか、悩むことになるのです。
その悩みはある意味快感で、今回訪れた個人邸、サッシメーカーKIPA、PPモブラーの家具工場、街に並ぶショップ、出会いのすべてが帰国後の推進力になります。