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北欧スタイルの設計

警固リノベ

福岡市・中古戸建リノベーション

Concept

木造2階建て、築30年の中古戸建をスケルトンからリノベーションした警固リノベは、飾る、見せる、そしてそこで暮らすという「実」の部分を満たすため、家の古さを生かしつつヨーロッパの美しい家々の要素を取り入れました。

生活に無理を強いることなく、画廊のように鑑賞する空間を愉しむ美しい住まいをテーマに、奇を衒わず質にこだわり、洗練されたマテリアルを厳選し、空間の要素となるそれぞれのパーツには、その部屋を構成する物の相対的なバランスを十分に吟味しました。

それらの上質な素材は、大切な調度品や住まう人々を引き立てると同時に、五感へのストレスのない温熱環境にも貢献します。

スケルトンにした建物には発泡ウレタンによる気密断熱を施工、床暖房をLDKや玄関ホールに敷き込みました。床にはデンマークのオークのフローリング、窓は断熱性と意匠性の高いデンマークの木製サッシをご採用いただいたことにより、日中の温度を翌朝までキープさせることが可能になっています。

また、各所に設けたガラス戸がそれぞれの空間を曖昧にしています。玄関~リビング間では、「玄関」がリビングの前室のようであり、リビング~ダイニング間では、広めの1室がなんとなく2室に感じられます。視覚的には開放的であっても、心理的には空間に区切りがあることで居心地の良い安定感が生まれました。

仕上がりからは想像できないほど、完成までには戸建ならではのハプニングも少なくありませんでしたが、ひとつひとつクリアにして前に進めていきました。その先で、待ち遠しかった建材を設置していく喜びは、本当に感慨深いものです。

博識で寛大なご夫婦に支えられ、プロジェクト期間を通して上質なものをたくさん調べ、選び、学ぶことができ、そして今もその関係を続けていられることを心から幸せに思います。

 

Outline Data

建設地
福岡市中央区警固
工事期間
3ヵ月
施工面積
127m2
施工時期
2013年9月竣工
  • After1. 車が2台駐車できるよう減築した西側は、庭との連続性を求める必要がないため、窓は掃出しから腰窓に変更しました。
  • After2. 玄関ドアはデンマークから取り寄せたもの。ホールの照明は絵を照らすAJwallのみに限定し、しっとりとした雰囲気になっています。
  • After3. ガラスであいまいに区切られた玄関ホールとリビング。ガラス越しに見える背景も、絵のように感じられます。
  • After4. 窓の前にキャンドルやオブジェを置くことを前提に壁の厚みを増し、ソファの高さと窓のバランスを確認しながら木製サッシをサイズオーダーしています。
  • After5. ダイニングとリビングの間にもガラス戸を設けています。存在感があるようでないガラス戸は、音や空気を柔らかく分けたり、それぞれの空間のプライベート感を高めています。
  • After8. 窓から眺める景色を想定した独立型のキッチン。中には軽食スペースを設けています。
  • Before4. ふすまで仕切られた和室の続き間は、家の奥へ入るほど暗い・・・。