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2015/08/06

水前寺リノベ、完成しました

門をくぐってからの趣のある外観は残したい。
でも内部は、既存の良さを生かしつつイメージを一新しようと、
水前寺のリノベーションは始まりました。

実は今回、
水前寺リノベが始まった当初のブログをご覧になった方々から、
「素敵な家だからそのままでもいいじゃない」というお声を多数いただきました。

そしてまさに、水前寺の家は、
姿を大きく変えることなく、住まうための環境を整え、
また更なる歴史を重ねてもらえるような設えとするための
大切なリノベーションだったと思います。

Before
sub0806-1

住宅をリノベーションする目的は、
間取りやデザインをおもしろく変えることだけでは不十分です。

After
sua0806-1

仕上がったときに見た目にはわかりませんが、
住まい心地や過ごしやすさを確保することも、
古い家を残し、そこで住まうことを選択されたご家族に必要な項目だと
Husetは考えています。

Before
sub0806-3

既存の建物と調和し、ともに時を重ねていける素材、
「住まう」という日常に寄り添う、壁や窓の断熱性や気密性、
それらが満たされてこそ、
空間を使用する自由度が高まります。

After
sua0806-3

暑さ寒さを恐れることなく大胆に露出させた
小屋組みの見える高い天井は、
床面積が変わらずとも、広さが増したような錯覚を起こします。
ナナメの天井をめぐる光も、柔らかくてキレイです。

Before
sub0806-4

それぞれの部屋にアクセスするためのただの廊下も、
広さや長さが変わらなくとも、
動線の中に収納という利便性を加え、
扉が開くたびにグラデーションが見える白いトンネルにすることで、
少なめに配した光が抑揚を奏でる、
印象的な空間に変わりました。

After
sua0806-4

古い建物をリノベーションするからこそ思う、
木は木でなければ。壁は壁でなければ。
歴史が刻まれないフェイクは、
削れない、ペンキが乗らない、手を加えることもできない。
〇〇模様だったらいいなんて判断は、10年、20年後には「ナシ」だと。

今回出会った水前寺の家は、
長く付き合っていきたいと思える、
毅然とした美しさのある住まいでした。
高価でなくても、本質的なものを見失わなければ、
古くなっても、誰かがその佇まいに賛同し、再生の道を選んでくれるのだと、
気づかせてくれました。

時を超えて愛される家との出会い、
そしてその家のリノベーションを託してくださったSさん、
慣れない工事にお付き合いくださった江藤社さんとの出会いに、
心から感謝しています。

熊本よかとこ。
みなさん、本当にありがとうございました☆

naka


カテゴリ: リノベーション, 水前寺リノベ

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